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 当時、私の財布には少額の紙幣しか入っていた試しがなかったのに、気づいたときには値段を尋ねていた。尋ねないことはありえなかった。
「そいつは時計じゃない、ただの飾りだよ」
 店主はちらりと一瞥を向けただけで、ぶっきらぼうに二束三文の値をつけた。
「何故です、こんなに美しいのに」
「時間が合わないんだ。壊れてる、完全にな。何回直しても、なんか

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