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孤立する時差に忠誠を ※未完
 時計ばかりを商う骨董品屋の片隅に、その時計はあった。埃を被り、蜘蛛の巣を張りつけ、それでもなお輝きを失わずに、振り子をゆっくりと動かしつづけている。針と時計盤は、ステンドガラスと鳥の彫刻で彩られていた。一目で芸術品だと知れた。こんな町の小さな骨董品屋ではなく、異国の屋敷か、小国の城に飾られているべき時計だと。
 当時、私の財布には少額の紙幣しか入っていた試しがなかったのに、気づいたときには値段を尋ねていた。尋ねないことはありえなかった。
「そいつは時計じゃない、ただの飾りだよ」
 店主はちらりと一瞥を向けただけで、ぶっきらぼうに二束三文の値をつけた。
「何故です、こんなに美しいのに」
「時間が合わないんだ。壊れてる、完全にな。何回直しても、なんか

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