お題:嘘の弔い 必須要素:グーグル 制限時間:15分 読者:324 人 文字数:1542字

本当のGoogle ※未完
「悔しいか少年」

俺は屈していた。
目の前に立つ男は俺が恨み続けた男だ。
しかし、どうあがいても勝てない。
何故か、それは圧倒的な情報量だ。

「ぐっ……」

「お前は俺には勝てない、そう俺のデータベースは答える」

「ふざけるんじゃねぇ、そんなデータベースがあてになるとでも思っているのか!?」

「ならばかかってこい、全情報力を使い貴様を情報の海に沈めてやる」

俺の戦っている相手は―――Googleだった。


―――――
―――



とある日、俺はいつも通り学校に行っていた。
ただの高校生であり、毎日こうして学校に通うのが俺の仕事だった。
スマートフォン片手に、ただ歩いていた。
ふと、カラスが目に入る。
カラスがゴミ周辺に集まり、何かをしようとしていた。
しかし、黄色いネットのせいで、取れないらしい。
なので俺は急にカラスが何故黄色いネットが見えないのかが気になり……。

Googleで検索をした。

他愛もない事で、いつも通りの出来事だった。
しかし、この時カラスが居なければ、この時スマートフォンを家に忘れていれば。
また変わったかもしれない。

【おめでとうございます、貴方は999,999,999,999,999,999,999,999,999,999回目の検索者です】

どこかで見たような広告だった。
しかし、ここはGoogleサイト。
大手のGoogleがこんな事するなどとは思えなかった。

【貴方は選ばれました。貴方の家族は拘束し、後に消されるでしょう。私達としてもとても悲しい出来事であり、非常に涙の出る話ではあります】

何を言っているんだこいつは。

家族を拘束し、消される?
しかも、嘘の弔いまで載せて?
何考えているんだ。

【それでは、貴方が私達に挑戦することを祈っています】

メッセージが消えると、俺は頭の中が真っ白になり、家に帰ることにした。
家につくと、そこには誰も居なかった。
誰も、本当に誰も居ない。
母も、弟も、父も。
弟と父は仕事や学校かもしれない、でも母は?何故?

俺はあのメッセージを思い出した。
家族を拘束、消される。
警察に行こうと思った、だけど無駄だと悟った。
警察は数時間消えただけでは動かない。
Google……ということを思い出し、俺はパソコンをつけた。
検索画面が表示される、Googleのロゴが恐ろしいくらいだ。
入力欄に入力をする。

【お前は俺の家族に何をした?】

【もしかして:先ほどのメッセージを再生】

クリックをする。

【貴方は選ばれました。貴方の家族は拘束し、後に消されるでしょう。私達としてもとても悲しい出来事であり、非常に涙の出る話ではあります】

さっき見たメッセージがまた画面に出てきた。
意味が分からなかった。

【ふざけるな、家族を返せ!】

【貴方は選ばれたのです、私達に挑戦することを。家族を返して欲しければ挑戦する必要があります】

挑戦。

【挑戦とはなんだ】

【挑戦をしますか?】

ダイアログボックスに【はい】と【いいえ】のボタンが表示される。
正直恐ろしかった、夢でも見ているのではないかと思った。

はい、をクリックすると、パソコン本体が変な音を立てていた。
それは聞いたことのない音で、俺は震えていた。
画面は真っ暗になり、その瞬間に……問題が表示された。

【あなたが死ぬと、全員が生き残る船があります。貴方ならどうしますか?】

その表示の下にはまた入力欄。
真っ暗なサイトだった。
恐ろしく、怖く、逃げ出したくなるような状況。
この問いもまた、俺にとってはおぞましいものだった。

【俺が死ぬ】

入力した。

【おめでとうございます、
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