お題:嘘の事件 必須要素:iPhone 制限時間:15分 読者:353 人 文字数:1648字

嘘つき少年。 ※未完
「嘘ついたの?」

女の子にそう言われた。
俺は嘘なんてついたつもりは無かった。
しかし、事が進むにつれて嘘をつかざるおえない状況になったんだ。
罪悪感なんていうものはない、俺は正しいことをやったと思っている。
だが、この女の子はそう思わないのだ。
だから俺が悪い。

遡って、3時間前。



「ねぇ、携帯変えたんだっけ?」

「え、うん。そうだよ」

女の子、山中香菜が俺に聞いてきた。
香菜は1年くらい前に携帯を変えた為、まだガラケーだった。
俺はというと、先日発売されたばかりのiPhoneを手に入れて、楽しんでいた。
楽しすぎて、昨日充電しないまま寝てしまったのだけれども。

「iPhoneどう?楽しい?」

「ああ、楽しいよ。香菜も変えればいいのに」

「いやー私はこれのままでいいかな。気に入ってるし、それにまだ2年たってないしね」

つまみあげるように携帯を持ち上げる。ぷらぷらと振り、俺に見せつけているようだった。
対抗して、俺もiPhoneを見せつけると、香菜はムスッとした表情でそっぽを向く。
取り出して、適当に操作をする。

「と言うか、それ何が出来るの?」

「ゲームとか?音楽もこれで聞けるし」

「なんだ、私のと変わらないじゃない」

「そんなことないだろう……とは言っても、俺にも核心的な違いなんて分からないんだけどな」

操作していて思う、俺はこの最新機種に触れている俺が好きなのだ。
時代の最先端に居るという雰囲気が好きだ。
だけど、それを香菜に言うと呆れた顔されるのは目に見えているので、言わないことにする。

「ねぇ、ちょっと貸してよ」

「いいよ。はい」

「やった。えっと、これどうやるの?」

「これね、こうやってこうやって」

操作方法をレクチャーする。タップだとかフリックだとか。
俺も使い始めたばかりなので、あんまり分からないが、なんだか教えているという状況はなかなかどうして気分がいい。

「へぇー……なんか操作してるだけで変な感じ。タッチパネルっていうんだっけ?ATMでしか使ったこと無いや」

その時だった。

「ん?」

香菜が俺のiPhoneに保存されている画像ファイルを開いたのだ。
俺はまだ買い換えたばかりなので、画像をきちんとロックなどしていないわけで。

そして映しだされたのは、香菜ではない他の女だった。

「誰コレ」

「いや、あの、アイドルだよ。知らない?」

「ふーん?ほんと?この子の何が好きなわけ?」

「あ、あの……」

「浮気してんの?」

してない!とは言えなかった。
たまたまだったんだ、携帯を変えた時に一緒に居合わせた川上菜々子が俺の携帯を取り上げて自撮りをした。
菜々子とは、バイト仲間で割りと仲がいい。
しかし、俺の彼女というのは目の前に居る香菜であって。
浮気を疑われるのも仕方がないことだった。
さて、なんて言い訳をしようか。
別に菜々子が好きというわけではない、俺は香菜が好きだ。
だが、疑り深いのが香菜の悪いところだ。
入り込むととことんネガティブな方へとことを進めて行く。
そこだけは、俺も呆れる性格だった。
なので……。

「はぁ、そうか、私捨てられるのか」

と口走るのだ。
隣の席に居たおじさんが吹き出したのは、多分香菜のせいだろう。
もとい、俺達のせいだ。

「あのな……」

「ううん、聞きたくない!聞きたくないです!バイバイ!」

行ってしまった。
お会計もせずに。



1時間、俺は香菜を探し続けた。
しかし、見つからない。家に帰ったのかと思ったが居ない。
適当に前デートした所を探すが見つからず。

もうどうしようも無かったので、仕方なくこの誤解を生んだiPhoneで電話をすることにする。
出たのは……。

「もしもし、高倉くん?」

「ああ、え?誰だ?」

「私だよ、私。菜々子だよ」

出たのは香菜ではなく―――菜々子だった。
一瞬混乱したが、俺は冷静になり……。
作者にコメント

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:嘘の事件 必須要素:iPhone 制限時間:15分 読者:317 人 文字数:637字
件名「たすけて」本文「追われてるの、ココがどこかは分からない。はやくしn」 私はメールの文面を見て首を捻った。 切迫感のある書き出しだが、文面から何の内容も汲み 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:たま(冬コミ3日間行くらしい) お題:嘘の事件 必須要素:iPhone 制限時間:15分 読者:316 人 文字数:622字
【拡散希望!】××駅で財布を落としてしまいました!本当に困っています!見つけた方はリプください><【急募】うちの猫が病気にかかってしまったようです。病院で○○と 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
no title ※未完
作者:匿名さん お題:嘘の事件 必須要素:iPhone 制限時間:15分 読者:235 人 文字数:466字
神童くんって、A組の谷川さんと付き合ってるらしいよ。えー、嘘!ほんとほんと、だって昨日友達が二人で一緒に帰ってるの見たって。でも谷川さんとならお似合いかも。だっ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:劣化豚れんじろー お題:嘘の事件 制限時間:15分 読者:363 人 文字数:216字
「今日未明、行方不明になっていた見滝原市見滝原中学校2年生美樹さやかさんが遺体となって発見されました。遺体は同市内のニュー見滝原ホテルの最上階で発見され、死因は 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ナオ お題:嘘の事件 制限時間:15分 読者:206 人 文字数:284字
生温い風が頬を撫ぜていった。約束の時間を15分過ぎたのに、アイツは現れない。もう少しだけ。待つ事にする。人気のない校舎の屋上は、月明かりしかない。なぜこんな時間 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:年賀状が諦めきれないカゲはる お題:嘘の事件 制限時間:15分 読者:252 人 文字数:311字
金が無い。 ここ数日のコンビニでの買い食い、中古ゲームの買い漁り、新作漫画の大量購入が原因と思われる。反省はしない。 しかし、どうするか。まだ欲しいものややり 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:いぬ お題:嘘の事件 制限時間:15分 読者:582 人 文字数:1174字
まどかの下着が盗まれた。 そう一報を受けたのは私が保健室で休んでいるときの事だった。 今日の体育の授業はプール。 面倒だから病欠を理由に休んでいたのだけれど、 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
ピコハン過去 ※未完
作者:瀬波かいら お題:嘘の事件 制限時間:15分 読者:244 人 文字数:570字
「姫様がいなくなった!!」「何だって!?」 バイト先で自作ケーキの味見をしていた時のことだった。 血相を変えた友人が珍しくバイト先に表れたかと思ったら。 何でも 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:風冴遊 お題:嘘の事件 制限時間:15分 読者:333 人 文字数:1283字
朝起きたら、隣で夫が冷たくなっていた。 寝息は立てているし、胸に耳を当てると、確かにとくんとくんと心臓は動いていた。しかし当てた耳は夫の冷たさで赤くかじかみ、 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
恋愛論 ※未完
作者:しげまる お題:嘘の事件 制限時間:30分 読者:116 人 文字数:772字
誰々さんと誰々くんが付き合い始めただの、あの先生と生徒が学校の外で仲睦まじく歩いていただの、揃いも揃って色恋沙汰の噂ばかりが校内に溢れかえっている。そんな暇があ 〈続きを読む〉

水菜の即興 小説


ユーザーアイコン
作者:水菜 お題:黒い真実 制限時間:15分 読者:338 人 文字数:1472字
「なぁなぁ知ってる?」始まった。いつだって俺の唯一無二の友達であるこいつは、"都市伝説"の話をする時にこの切り出し方をする。もう慣れっ子だ。「お前がこれから話す 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:水菜 お題:ぐちゃぐちゃのパラダイス 必須要素:海老のしっぽ 制限時間:15分 読者:547 人 文字数:1598字
「ちょっといいかな、目隠しして欲しいんだ」そういうと彼は、私に目隠しをさせた。少し不安だけども、私は彼のことを信用していたので、抵抗をしなかった。それに、彼は笑 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
バッドエンド ※未完
作者:水菜 お題:刹那の即興小説 必須要素:バッドエンド 制限時間:15分 読者:687 人 文字数:2132字
俺は小説を書いています。毎日即興小説を書いています。嘘つきました、毎日ではありません、時々書いています。思い立ったら書いています。思いっ立った日というのは、大抵 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:水菜 お題:免れたぬくもり 必須要素:直腸 制限時間:15分 読者:389 人 文字数:1045字
突然の出来事だった。俺は、とある男に狙われている。妄想などではない、本当に狙われているのだ。遡れば30分ほど前……。「おい」「え?」低い声で話しかけてきたのは、 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
本当のGoogle ※未完
作者:水菜 お題:嘘の弔い 必須要素:グーグル 制限時間:15分 読者:352 人 文字数:1542字
「悔しいか少年」俺は屈していた。目の前に立つ男は俺が恨み続けた男だ。しかし、どうあがいても勝てない。何故か、それは圧倒的な情報量だ。「ぐっ……」「お前は俺には勝 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
嘘つき少年。 ※未完
作者:水菜 お題:嘘の事件 必須要素:iPhone 制限時間:15分 読者:353 人 文字数:1648字
「嘘ついたの?」女の子にそう言われた。俺は嘘なんてついたつもりは無かった。しかし、事が進むにつれて嘘をつかざるおえない状況になったんだ。罪悪感なんていうものはな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:水菜 お題:せつない天国 必須要素:あげぽよ 制限時間:15分 読者:331 人 文字数:54字
「あげぽよ~wwwwww」「あ」「俺」「死んでた、けど天国だからあげぽよ~wwwww」終わり 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:水菜 お題:闇のいたずら 制限時間:15分 読者:339 人 文字数:1464字
そこには小さな子供が居ました。子供はただただ立っているだけでした。何故そこに立っているのでしょうか、それは子供にも分かりません。子供が立っているのは暗闇の中でし 〈続きを読む〉