お題:俺はパイロット 必須要素:直木賞 制限時間:15分 読者:486 人 文字数:661字

後から来る男
「ニノマエ先生、直木賞受賞おめでとうございます!」
 カメラのフラッシュがまぶしい。急遽片付けた居間に大勢の記者が詰め込まれている。
「正直そろそろかな、と思っていたんですが、やはり嬉しいですね」
「受賞作『俺はパイロット』について思うところがあれば」
「運命と言うモノの不思議ですね。主人公の運命に翻弄される様を楽しんでいただければと思います」
「受賞に至るまで苦労されたことなどは」
「僕もまず出版社に入社して、いろいろな作家先生の作品を読みながら勉強させていただいて、その結果が今の僕だと思っています」
「この喜びをどなたに伝えたいですか」
「僕を支えてくれた家族、そして編集に携わった全ての方々、そして僕の本を読んでくれた読者の皆さんですね」

 ありきたりな取材であったが、その晩のニュースでこの様子が流れると僕の担当編集者の継野がはしゃいだ。
「先生緊張していらっしゃいますね。ホラホラ」
「照れるじゃないか」
「しかし先生もこれで時の人ですね。僕も傍らで執筆の真似事なんかしていますけど、全然で」
「君はまだ若いじゃないか。これからだよ、人生は」
「はい、先生の後を追いかけられるよう精進します」

 僕はふと首をかしげた。ずっと前にも、こんな会話をしたことがあったような気がする。それがどこかは思い出せない。ただ、この継野という担当が非常に僕に似た雰囲気を醸し出しているということはわかった。

それからしばらく経ったある日、こんなニュースが流れてきた。

「今年のノーベル文学賞は、ツギノ。日本人です。」
作者にコメント

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