お題:憧れの母性 制限時間:1時間 読者:1921 人 文字数:1398字

最強の保育士

保育士になったばかりの先生。彼女にはある悩みがあった。

それはとにかく子供に好かれない事。
こちらから歩み寄っても「せんせーきらいー」と言われてしまう。
もはや学級崩壊寸前になっていた。
「なんで好かれないのよ!?」といつも嘆いて居るのだった。

ある時園児の○○君が授業(?)中に外に抜け出してしまった。
慌てて抜け出し探しに行く先生。
すると公園でガタイの良い筋肉質の男が子供を襲っている。
先生は慌てて助けに行く、○○君を奪い取り
「何する気ですか!?」
と男に問い詰める。

しかし、園児が「この人をいじめないで!」と泣き出す。
実はただ二人で楽しく遊んでいただけだった。
子どもと心から楽しく触れ合っている男をみて先生は嫉妬する。
男は子供が大好きで保育士になりたかったのだけど、見た目が怖すぎるせいで
どの保育園にも断られてしまっていたのだった。

男は先生に1日だけでもいいから保育士をやらせてくれないかとお願いする。
はじめは迷ったが、この男が子供に好かれる理由が知りたくて園長に相談してみる事に。
園長は面白そうだからいいよって軽く承諾。

教室に戻ると子ども達が教室で滅茶苦茶に遊んでたり、他の教室へいったり校舎で走り回ったりして
大変なことになっていた。
二人で手分けして全員を回収する事に。
すぐに教室を飛び出ようとする先生。しかし男は止める。

「子どもたちにお絵かきや折り紙の指示を出したほうが良い。そうしないとまた外に抜け出す園児が
出てしまうかもしれない」
確かに、自分が○○君を探しに出て行った時も残した園児には「大人しくしててね!」と言いつけてきただけだった。

外で走り回っている元気園児達に「早く教室に戻りなさい!」と叱る先生。でも子どもたちは「おにごっこだー」と逃げまわる。ムカ着火ファイヤー状態の先生。
しかし男は次々と園児たちを拾い上げ肩に乗せていく。嫌がるどころか元気園児たちは大喜びした。
そのまま教室まで運ぶ。先生はお絵かきかおりがみの課題を出す。しかし元気園児達は嫌がる。
そこで男は面白そうな図工の課題を出す。夢中になる元気園児たち。

残りの園児たちはかくれんぼをしていた。
鬼だった子が「先生鬼ね!」と言って何処かへ隠れてしまった。
次々と見つけだす男。全然見つけられない先生。
流石に、落ち込んでくる先生。どうしてこの男はこんなに上手くできるのだろう。
自分なりに必至にやっているはずなのに。

園長先生がすっと現れる。
園長「先生はどうして保育士になりたかったのかね?」
先生「それは‥子供達が好きだからです‥でも好きだけじゃ難しいのですね」
園長「…あの男と君の違い、何かわかるかね」
先生(違い…?)

自分と生徒達、男と生徒達の関係を思い出す。
私は怒ってて生徒はつまらなさそうな顔、一方男と生徒はずっと笑っている。

園長「あの男は母性にあふれている」
先生「母性…子どもたちが失態をしても笑って許せる寛容さ、気配り…私には全然足りなかった」
園長「それも大事だが、大事なのは愛じゃ」
先生「愛…」
男と園児たちを眺める二人

男「先生も一緒に、みんなでかくれんぼしませんか?」
先生(それはダメだろ!)


そして次の日、男は保育園の先生として雇われる事になった。
先生と二人で一緒に1つのクラスを受け持つ事になった。
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