流浪野の即興小説

制限時間 作品数 合計文字数 平均文字数 完成率
15分 2 817字 408.5字 100.0%
30分 6 4284字 714.0字 100.0%
1時間 3 3707字 1,235.7字 100.0%
総合 11 8808字 800.7字 100.0%

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作者:流浪野 お題:孤独な始まり 制限時間:30分 読者:18 人 文字数:600字
それはあまりにありふれた物語。わずかな路銀を握らされ、銅の剣を携えて故郷を後にする少年が一人、快晴に輝く原っぱで長い影を引きずり太陽へ向かう。勇者という光の称号 〈続きを読む〉

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作者:流浪野 お題:馬鹿な男の子 制限時間:1時間 読者:29 人 文字数:1150字
「じゃあ、この手を放せって?」雪は無慈悲だ。天使が羽をさずけるかのようにおだやかに、清廉に、無限を繰り返す。だが、積もれど積もれど決して天に届くことはない。闇色 〈続きを読む〉

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作者:流浪野 お題:彼女の平和 制限時間:30分 読者:48 人 文字数:813字
世界樹の女神はかつて天秤の両端に等しく大樹を乗せ、片方だけが重くならぬよう一つずつ生き物を足した。そうして最後に人間が乗せられたが、人はたびたび女神との盟約を犯 〈続きを読む〉

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作者:流浪野 お題:彼女と誤解 制限時間:30分 読者:77 人 文字数:739字
林檎は赤で、葡萄は紫。普遍的な目を持つことだけが取り柄の十七歳が、白くもないものが白く見えてしまう、そんな魔法のような錯覚を覚えたのは熱で霞む街並みから遠く離れ 〈続きを読む〉

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作者:流浪野 お題:遠い息子 制限時間:1時間 読者:68 人 文字数:1228字
古ぼけて塗装の剥がれかけた戸棚から夫人が取り出した三つ目のカップは、丁寧に繕われているものの縦に長く茶色のひびが入っており、年代物というよりがらくたという印象を 〈続きを読む〉


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作者:流浪野 お題:宗教上の理由で魔物 制限時間:30分 読者:54 人 文字数:784字
信仰ほど残酷な統治はこの世に二つとない。世界を正しく機能させるための法と信じられているそれはしかし、何千何万と月日を繰り返しても飽くことなくひとりの男を呪い続け 〈続きを読む〉

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作者:流浪野 お題:栄光の能力者 制限時間:1時間 読者:107 人 文字数:1329字
世界には光と影がある。ただし、それをみつめる人の目は決して平等ではない。ゆえに無自覚に光の中へ飛び込んでゆくもので、影を踏み荒らしてしまうものだと師は説いた。で 〈続きを読む〉

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作者:流浪野 お題:興奮した内側 制限時間:30分 読者:85 人 文字数:416字
いっそ涙ならば蒸発するのに。木陰で開いた悲恋の純文学を桜色の爪先でめくる。かの有名な作家の著書はしかし、少女の脳裏からあふれるように綴られる青い文学で塗りつぶさ 〈続きを読む〉

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作者:流浪野 お題:安い子犬 制限時間:30分 読者:88 人 文字数:932字
毎日同じことを繰り返しているというのに、どうやら家への帰り方を忘れてしまったらしい。しわの増えてきた指先でハンドルを握り直すと、小柳は妻と冷や飯の待つアパートを 〈続きを読む〉

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作者:流浪野 お題:傷だらけの魔王 制限時間:15分 読者:97 人 文字数:392字
幼子が歩くことと時を同じくして魔法を覚えはじめるこの世の最果て。極夜の島に居城を構える大いなる賢者、彼自身いつそう呼ばれはじめたかは思い起こせないほど、ふるくふ 〈続きを読む〉