溟野 周の即興小説

制限時間 作品数 合計文字数 平均文字数 完成率
15分 31 18669字 602.2字 100.0%
総合 31 18669字 602.2字 100.0%

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作者:溟野 周 お題:あいつの嵐 制限時間:15分 読者:15 人 文字数:437字
自動ドアが彼のために音もなく開くと、勢いよく流れ込んだ湿気を含む風に体をなぞられた。けたたましく振る雨をかき回す風。このうっとうしさを払うように爽やかな秋が来る 〈続きを読む〉

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作者:溟野 周 お題:いわゆるお茶 制限時間:15分 読者:18 人 文字数:368字
キンと冷たい真水をバケツに汲むのが彼女の日課だ。なみなみと注がれる軟水は空気をたっぷり含んでいて、そのまま飲んでもおいしい。冷たいままでも良いのだが、朝には温か 〈続きを読む〉

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作者:溟野 周 お題:何かの感覚 制限時間:15分 読者:16 人 文字数:899字
目を閉じるとうなじがひんやりとして、喉の奥からつめたいものがこみ上げてきた。冷たいものが喉の奥からこみ上げてくることはしょっちゅうあって、病気だったら嫌だなとス 〈続きを読む〉

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作者:溟野 周 お題:春の太陽 制限時間:15分 読者:26 人 文字数:415字
皆が直立し、腕を振り上げて吠えている。彼はただぼんやりとそれを見ていた。白いタイル張りの室内に閉じ込められてから、彼はもう頭を開ける気力もなく、ただぼんやりと「 〈続きを読む〉

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作者:溟野 周 お題:狡猾な暴走 制限時間:15分 読者:16 人 文字数:763字
彼女が、またブチ切れて走り出した。馴染みの飲食店に酔っ払いが入ってきて、店の雰囲気や彼女の食べている料理を罵倒したからだ。そのあと、部下らしき人がぺこぺこあやま 〈続きを読む〉


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作者:溟野 周 お題:未来の別居 制限時間:15分 読者:18 人 文字数:568字
彼にプロポーズされたときから、彼女はすでに旧時代の言語の解読に成功していた。彼の言葉を翻訳した時、彼と結婚しても将来別居し、いずれ彼が自分で自分の人生を終わらせ 〈続きを読む〉

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作者:溟野 周 お題:もしかしてジジィ 制限時間:15分 読者:28 人 文字数:766字
調教のありさまでステップを踏み、鳥が跳ねるボルテージが最高潮に達した。シャウトするギター、喉を突き上げひれ伏す歓声。ステージは熱狂の渦に包まれた。この渦の中心で 〈続きを読む〉

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作者:溟野 周 お題:小さな心 制限時間:15分 読者:26 人 文字数:602字
血管系統がすべてあつまる心臓の造形、その家々、ギチギチとうごめく無数の猫のひげ。亜鉛色の粉薬の滝。意思を持った固形物の湖。彼が見ている夢はあまり気持ちの良いもの 〈続きを読む〉

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作者:溟野 周 お題:部屋とYシャツと自動車 制限時間:15分 読者:23 人 文字数:351字
彼女は部屋の前で自転車を止め、チリンチリンとベルを鳴らした。返事はない。彼女はため息をついてドアを開けた。彼女自身が2人寝そべることができるくらいの、1人でくつ 〈続きを読む〉

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作者:溟野 周 お題:黒尽くめの足 制限時間:15分 読者:26 人 文字数:625字
どうして、僕の生きがい。僕らは海から生まれて海へと還る。黒くつややかな尾ひれをなびかせながら泳ぐ。僕らは一定数生まれ、数が増えると古い順に海へと還る。海へと還っ 〈続きを読む〉