ケイドウカイイの即興小説

制限時間 作品数 合計文字数 平均文字数 完成率
15分 30 7030字 234.3字 96.7%
1時間 1 140字 140.0字 100.0%
総合 31 7170字 231.3字 96.8%

ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:地獄の昼食 制限時間:15分 読者:19 人 文字数:140字
国際通りにかかるアサヒビールの看板を遠くに見つめて、白い息を一つ吐いた後、吾妻橋の古ぼけた赤色に眼を落とした。かつて私はよく手持ぶさたのまま欄干に寄掛かって、宵 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:孤独なドア 制限時間:15分 読者:27 人 文字数:140字
「オレ、今年ナワ行くんだよね」「ナワ?」「ナワナワ」「那覇?」「那覇も行くけど」「ナワと那覇は違うの?」「でもやっぱ離島とか行きたくなっちゃうよね、せっかくだか 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:生かされた錬金術 制限時間:15分 読者:27 人 文字数:140字
学校近くの植込から、姫紫苑の淡紫の花弁が微かに覗いていた。梅雨晴れの空には鈍色の雲が重く流れ、もう山の方角を塗り潰している。私は帰途を急がねばならなかったが、走 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:僕が愛した笑顔 制限時間:15分 読者:38 人 文字数:140字
夕陽は総てを焼き尽すような強烈さで、僕の部屋に差し込んでいた。貴方は暴力的なまでの光を背に受けて座り込んでいた。ねえ、一度も死にたいと思ったことのない人が、世界 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:暗い妄想 制限時間:15分 読者:44 人 文字数:140字
催花雨が降る。窓の外は白い。街は霧のように細かい雨のなかに埋もれている。私は、急に心細くなってしまった。暫く、ぼんやりと靄がかった街を眺めていると、扉がからりと 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:左の天才 制限時間:15分 読者:67 人 文字数:140字
薄暗い廊下に教室の扉が等間隔に浮かんでいる。きゅっきゅと音をたてながら進んでいるのは、誰もいない校舎が怖いからだ。下校時間はまだの筈だった。やっと、前から歩いて 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:商業的な娼婦 制限時間:15分 読者:65 人 文字数:140字
数年前同じように雪が降った日は、街に人が誰もいなくて、ソラマチの四階にある広場では子どもたちが雪だるまを作っていた。普段人が溢れている場所で、彼らだけ雪玉を転が 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:かゆくなる視力 制限時間:15分 読者:66 人 文字数:140字
人家らしき灯りが、夜道にぼんやりと浮かぶ。近づいてみるとやはり家が一軒ある。辺りは暗く静かに沈み、光はその家の煤けた門灯一つである。家の扉が開いていると解る。中 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:穢された祖父 制限時間:15分 読者:81 人 文字数:140字
辺りに人は見えない。私は茫洋とした心持で立ち尽くしている。私は何処にいるか。それは学校の昇降口の前であり、歩道橋の上であり、駅のホームであり、アパートの屋上、航 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ケイドウカイイ お題:ロシア式のエリート 制限時間:15分 読者:95 人 文字数:140字
一昨日から続く雨が、街中をしっとりと濡らしていた。私はいつもより早く家を出て学校へ向かう。校舎には人影が見えなかった。どこかで金管楽器のロングトーンが鳴っている 〈続きを読む〉